株式会社あまの 就職情報
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■問い合わせはメールにてお願いします。 担当 石井 mail@amano.to



                            ・・・学生さんからの質問とその答え・・・・

質問に先駆けて分かっておいてほしい事は、弊社は、食べ物造りの会社です。
子供さんにも安全でおいしいお菓子造りを二十数年前の創業以来変わることなく、やり続けている事に
誇りをもっています。そして、そのお菓子造りの姿勢を支持してくださるお客様や、その味を美味しいと
言ってくださるお客様の一言が励みであり、食べ物造りの喜びだと思っている会社です

まだまだ未熟で小さな会社です。ゆえに、全てが完備されているわけではありません
自分たちで共に作り上げていくんだ。との気持ちが少しでもないと弊社で働くのは、
難しいと思っています。まだまだ未熟な会社である事を理解した上で、学生さん達の質問・回答を参考に していただきたいと思っています。


@結婚して子供が生まれても、仕事を続けていくことができますか?
やりたい仕事と家庭との両立を図りたいと考えている女性が、将来必ず訪れる悩みですね。
そのときが来たら大いに悩み、圧倒的多数の女性が仕事を捨て、家庭をとるのが残念(会社の立場としては)ながら
現実に一番多い選択です。無理もありません。一人の母親として、仕事よりも自分の子供さんを健やかに育てるのが
一番大切なのは、当然のことですから。
余談ですが、子供さんは可愛く、愛しいですよ。
まだ若い皆さんにはピンとこないでしょうが、まさに、子は宝です。
結婚即退職と位置づけている会社は、論外ですが、結婚しても仕事を続けていくことは100%可能です。
ですが、子供さんが出来るととても高いハードルが肉体的にも精神的にも現れます。
そして、子供さんが小学校高学年になるまでは、家族・会社・同僚の協力がなくては不可能です。

弊社は、圧倒的に女性の多い職場ですので子育てに協力できるように就業規則でキチンと定めています。
さらに運用面においても出来る限りお互いに協力し合って、お客様に迷惑がかからないような方法を話し合っています。


Aお菓子や食品についての勉強を今までしたことがなくても入社できますか?
もちろんかまいません。ただ、なんでもかんでも教わろう、教えてくれないとなんにも 出来ない、やらない。
と、いう方は、困ります。会社は、一人前になってもらう為にいろいろな事を教えます。
それと同時に、自分自身で勉強して自分自身のレベルアップを図って、会社の発展に貢献していただかなくては、困ります。
普通、働く人々を人材といいますが、弊社では人財(会社の財産と言えるような社員)になって欲しいのです。
くれぐれも人罪(?)には、なってほしくないのであります。


B産休など女性が出産にかかわる休暇はいただけるのでしょうか?
会社には、就業規則というものがあり、その規則に則って与えられています。


C東京吉祥寺の他に出店は考えていますか?
静岡や東京吉祥寺に限らずあります。ただ闇雲になにがなんでも出店することはしません。
弊社は、あくまでお客様の信頼を勝ち取ることが商いの最重要課題と考えていますので、店を任せることが出来る人を
育ててからとなります。任せる基準は、

1。会社の理念をしっかり身につけること。
2。店頭業務を2年間学ぶこと。(和菓子屋は、四季折々の行事ごとに違ったお菓子を造ります。  
  その為、1年間は毎月のようにやる仕事が違います。作り手も売り手も慣れるまで1年半位の時間が必要です。
  知識だけでは、お客様に対して対応できません。)
3。蒸しあげる・焼きあげる・揚げる・包むなどの菓子作りの最終仕上げ工程を習得する事。

以上三点の習得が出来ていないとお客様に迷惑をかけることになりますから。


D現在多くの企業で取得されているISOやHACCP認証を将来取得しようと考えていますか?
いまのところありません。弊店は、独立独歩を基本としています。
自分の責任でお菓子を造り、自分の責任で店を作り、自分の責任でお客に接し、自分の努力でお客の信頼を築き上げます。
自分の店のお菓子の評価は、お客さんが判断することです。
この信頼が築かれれば会社は存続し、築かれなかったら潰れるだけです。

他人の認証のあるなしは、会社の存続に関係ありません。


E社員の方が講演会に参加したり、他の会社を訪問したりの研修のようなものがありますか。
弊社では、学ぼうとする社員に自己啓発の費用応援を就業規則でうたっています。
また、会社に必要と思われる勉強会等に業務命令で参加させてもいます。
私自身が勉強もやらずにラグビーばかりやっていたので、自分で商いを始めてからもっと真面目に勉強しておけばよかった。
と、思うことばかりですので、社員の皆さんには、多くの学ぶ機会を提供したいと思っています。


F男性社員も含め、育児休暇について
これも法律に決められたとおりに就業規則にのっています。


G商品のパッケージのデザイン等は社内で製作しているのですか?外部へ委託しているのですか?
私は、あんこ屋の二代目として家業に携わるようになったのですが、食品業界の裏事情とそれに携わる
人々の意識と私自身の考え方の違いから、あんこ屋という生業を、菓子など造った事のないまま和菓子屋を生業にしようと
転業しました。ですから、自分の菓子造りは独学です。素人ゆえの失敗の連続です。
あとから考えると笑い話みたいな事ばかりやってきました。
その菓子造りの中で常に考えていた事は、本物は、なんだ?本質は、なんだ? を、考えてきました。
そしてようやくここ数年お客さんから、「よそのおいしいお菓子屋さんはたくさんあるけど、
お宅のはもう一歩先のおいしさがある。」と、言われたりするようになって初めて自分の菓子造りに少し自信がもてる
ようになりました。やはりお菓子の本質は、子供さんが食べても安全でおいしいというごく当たり前のことだと思っています。
ですから、どうしてもそちらが先でパッケージなどで飾るのは後回しでした。
でもやはりパッケージの大切さは、理解していたので、多くのパッケージにかかわる方々と話してはいたのですが、
なかなか自分の美しいと思うデザインに出会えなかったのです。
そこで最近では、自社でデザインした方のが良いと考えるようになってきましたが、現実にはまだ外部発注しております。
そして、いいなーと思えるパッケージがようやく出来てきました。少しほっとしているところです。
この問題はこれからも弊社の重要課題の一つです。


H社員の方は『子供に食べさせられないような菓子は造らない』という理念を
どのように理解し実行されているのですか?
また、どのような気持ちを持って日々のお菓子造りや販売の仕事をしているのですか?
まず最初に『弊社の理念は、私の製餡業時代に自分が納得できない品質のあんを製造・販売せざるを得なかった
環境の中で、働き続けながら感じた気持ちをそのまま素直に表現した言葉です。
このままでいいのだろうか?という疑問から始まり、我慢できなくなり、菓子造りを生業にすると決めた時からずっと続いて
いる姿勢だということを理解していただきたいのです。』
(HPの企業理念の項にちょっぴりふれていますのでそちらをご覧なって下さい。)

非常に独善的といわれればその通りですが、自分の中ではごく普通、当たり前だと思っています。
自分の体験からの生き方ですのでいまさら変えられません。
ただ、弊社の社員さんには、私と同じ思いを押し付けるつもりはありません。しかし、まるっきり違った考え方の方は
一緒に働いていても苦痛になってしまうので、弊社の理念への共鳴が必要かと思っています。
その二つがあれば、共に働くうちに弊社の理念を少しずつ理解して、自分の仕事に誇りが沸いてくると思っています。
社員の方々は、社内でいろいろな出来事(お客のお褒め・お叱り・製造時のアクシデント等々いろんなことが起こります。)
に出会います。

その出来事に対する会社の考え方や判断に接するたびに、あなた自身に理念に対する共鳴があれば
自身の仕事の重要性に誇りがもてるようになります。その誇りこそが働く喜びなのではないでしょうか。
弊社の社員の皆さんが、そんな誇りを持った職人・商人に育ってくだされば、こんなうれしいことはありませんし、
その理念の為に働く誇りをもった あまのの社員になってほしい。と、私は心から思っています。

そんな思いをもって菓子造りをしているのですが、現実には私の思いが、社員さん・パートさんに100%理解されている
訳ではないと思っています。ですから、実務では、会社の理念に合わないようなお菓子ができないように、新しい素材などは
(今のところ)私がチェックしています。が、問屋さんなどから悪気なく間違って弊社には合わない素材が届く事が
ごくたまにあります。その都度若い人達にどこが違うのか、なぜ私が使わない方が良いと思うのかを話し理解していただき
返品します。また、製品になってしまった時は、全量破棄などの事もごくたまにあります。


I入社後、何年か後にはどのような成長をしているのですか?
女性は結婚した後も両立してその仕事を続ける事ができますか?
若い社員さんで、責任職を目指す方は、造り手にしても売り手にしても2年後以降には責任者としての
仕事・主任見習いから始まり、2,3年後には、自分の判断で店や部門を切り盛りできるようになります。

もちろん結婚した後の両立はできます。


J小さな広告は出ているのは知っていますが(ハート形揚萬念)、大きい広告はどうして出さないのですか?
販売促進活動は、なにも皆さんの目に触れるものばかりだけではありません。
みなさんの目に触れる物はとても費用がかかります。私たちは対費用効果を考えるとDMが一番効果があると考えていますので
葉書に自分で考えた文章を綴りお客様にお知らせしています。


K手作業の製造はどこでやるのですか?
製造の工房は、仕込みの場所・機械づくりの場所・手作りの場所とあります。


L安全な和菓子を作るために、他に取り組もうとしている事はありますか?
まず、勉強ですね。
例えば遺伝子組み換えと農薬との問題。時代の大勢に流されることなく、おもねることなく、何が本当なのか?とか。
日本の食料自給率は、40%を切っている現実の中で食はどうあるべきか?そんな現実の中で、自分たちのような小さい会社が
どう生きていくのか?など、大袈裟なといわれますがやっぱり考えていますね。
私たちの菓子素材、(米・小麦・砂糖等)は、農産物です。すなわち私たちは、農産物加工業です。
私は、いまの農業に非常に危機感と関心をもっています。
こんな飽食の時代は、歴史の中になかった。こんな時代がいつまでも続くとは思っていません。
菓子素材としての農をもっと考えたいと思っています。菓子造りにも農業にも関心のある方は大歓迎です。
そんな若い方の意見を聞いてみたいですね。


M店長職に分社独立とありますが、どのようなシステムですか?
システムなどというと大げさになってしまいますが、簡単に言うと自分のお店をもちたい
と言う人を応援しますよ、ということです。その場合に必要な資質は、

@ 弊社の理念に共鳴できますか?
 ( 共に成長するためには、理念の共有は絶対必要条件です。
  理念の共有と当たり前の正義感・人への思いやりがない商いは長続きしません。)

A 一つのことを長く続けることが出来ますか?
 (成功するコツは、成功するまで続けることです。)

B 失敗にもめげずに再度挑戦できますか?
 (失敗、挫折いつでも、どこでも、何度でもあるのがあたりまえです。なぜ?どこが?何が悪かった?原因を追究して
  再トライすることに価値があり、人生の楽しみです。)

C チームプレーを理解して、チームプレーヤーとして行動できますか?
 ( One for all ,All for one チームプレーの基本です。 )

特に、自立したい女性にはお菓子屋さんというお店は、うってつけだと思っています。
お菓子作りの基礎を学びながら販売をやっていると、だいたい2年位でお菓子屋としての全体の流れを理解できるように
なります。それから、1〜2年責任職を経験すれば一応お店の切り盛りが出来るようになります。その間に、責任職をやりながら
会社と共に分社独立の準備です。この分社独立という仕組みは店長職に限らず、例えば研究開発職の女性(別に女性に
限った訳ではないのですが…、お客さんと接する機会のない職種でもの意)の場合、家庭の事情などで自分の故郷に帰る
事になった場合でも、会社と相談して分社を作り会社の支援を受けながらお店をやれば(最初は、ちょっと大変ですが)
十分な収入を得る事ができ、その地で地域特性のある研究開発もできると思っています。

どんな職種でも、女性の自立は、皆さんが思っているほど楽な道ではないことを理解しておいた方が良いと思います。
弊社は、できうる限りお互いの最良の道を探したいと思っています。

ただこの仕組みは、お菓子作りを一から教わり10年15年と修業をしてから、自分で造って自分で売るという完全なる
独立をしたいと思っている方には失望する仕組みです。弊社の菓子は、私の独学のお菓子ですので、職人さんが使っている
レシピと違います。以前、職人さんがこのレシピでお菓子ができるんですか?と驚いていた事があります。
実際に職人さんがそれで造ってみてぜんぜん駄目、お菓子にならなかったという記憶があります。

このように、職人として菓子造りを弊社で学ぼうとすると、その期間は職人としてほとんど無駄な時間となってしまいますので
お菓子造りを基礎からきちんと覚え、独立しようと考えている方は、きちんとした和菓子職人のいるお店で学んだ方が良いと
思います。